こんなファンドは投資に不向き
次に挙げるようなファンドは、インデックスファンドとして投資をするにあたって、あまり好ましくありません。
・ファンドの規模が小さい
・運用の実績が少ない
・手数料が高い
まず、インデックスファンドの特徴として、市場平均を目指すという運用方針を持つため、資金力が乏しい規模の小さいファンドは、市場平均を目指すための資金力不足に陥りがちです。そのため、市場平均から剥離した取引を強いられやすいのです。
次に、運用の実績が少ないということは、インデックスファンドを購入する前にそのインデックスファンドがよい成績を残せるのか、判断する材料が乏しくなってしまいます。判断材料の多い長い運用実績があるファンドに比べ、どれほどの成績を残してくれるのか未知数です。運用先が同じようなファンドを選ぶのであれば、成績がつけやすい運用実績の長いファンドを選んだ方が安心と言えます。
最後に、インデックスファンドを購入し運用してもらうためにかかる手数料も忘れてはなりません。最初に必要となるのが、販売手数料です。ノーロードと呼ばれ、手数料が無料のファンドも増えていますが、ファンドを購入する際にかかる費用と覚えておきましょう。例えば、10万円から投資を始めようとしたとき、販売手数料が0.5%であれば99,500円のインデックスファンドを購入することとなり、販売手数料が0.1%なのであれば99,900円のインデックスファンドを購入することとなるのです。手数料は少なければ少ないほどお得です。
そして、インデックスファンドを運用してもらっている間は、信託報酬を支払う必要があります。信託報酬は、ファンドの純資産から自動的に引き落とされているため、販売手数料と同じように低い手数料である方がお得です。逆に、これらの手数料が高く設定されているファンドを選んでしまうと、せっかくの儲けが少なくなってしまうのです。