需要の高まる介護業界

介護職の有効求人倍率

有効求人倍率とは?

有効求人倍率とは、求職者に対して何件の求人案件があるかを表した指数です。数字が大きければ大きいほど求人件数が多いことを表しています。

2022年の介護職の有効求人倍率は3.68倍

これは全体の有効求人倍率が1.2倍なのを考えるとかなり高い数値です。数年前と比べると若干下がったとはいえ、依然として介護職の人手不足が伺えます。介護業界に転職したい方は、未経験だとしても希望の条件で仕事を選べる状態にあるといえるでしょう。

有効求人倍率参照元:厚生労働省

これからの介護と介護施設

今後日本では高齢化がますます加速し、今以上に多くの介護士が必要になることは歴然です。今年2022年は団塊の世代が75歳を迎える年でもある為、超高齢化社会の到来とも言われています。

介護施設は増加傾向にある

厚生労働省が2021年末に公表した「社会福祉施設等調査」によると、介護施設数は増加傾向にあります。昨年の介護施設数は前年から5.4%も増えており、今年も同様かそれ以上の伸び率が見込まれています。日本の高齢化のピークは2042年と予想されているので、それまでは老人が増え続ける見込みです。そうなると施設が増え、介護士もさらに必要になります。少子化の時代ですから、このままではさらに人手不足が加速することは明らかです。近年では政府が外国人介護士の受け入れや法的な枠組みを拡大し、人手不足の対策としています。しかし今後はそれだけでなく、新たな日本人介護士確保のための待遇改善と、現役介護士の離職率を下げるための対策も必須となってくるでしょう。